今日はここから観させてもらいます。

フットボールと本とアンジュルムが大好物です。

2019年5月の読書

 5月渾身の1冊。1冊しか読めなかったとも言う、oahoiです。

 

「 サブマリン 」 伊坂幸太郎

家裁調査官陣内さんのシリーズです。

前作「チルドレン」はとても好きな作品で読後も本棚に置いてある。

真剣なんだけど飄々としていて、面倒くさいけど気になる家裁調査官のお話です。

 

無免許で車を暴走させ人の命を奪ってしまった未成年。

許されない、でも「わかる、、、けど」と言いたくなる動機、、でも許せない。

無差別殺人を予告できた場合、予告した犯人は未然に処分しても(殺しても)良いのか?

ネタバレになりますが本作の中でも大量殺人をネットで予告していた人が全く別の件で結果的に亡くなっていて、予告を事前に把握していた人でも「たくさんの人の命が守られて良かったじゃん」という意見もあれば、「事件を起こしたかどうかわからない予告者を結果的に殺したことは許されない。」という意見も出てきます。

意見というか登場人物たちが葛藤しています。

題材は重いですが読みやすいです。

  

実際の生活の中では口に出しにくい意見を登場人物たちが声に出すことで読んでる自分が嫌な自分とも向き合えるような感覚。「自分でもそう思ったことあるだろ?」

 

この本の中でこれといった答えが出てくるわけでもなく、何かが解決するわけでもないです。もやもやはもやもやのままです。

伊坂作品にはよくある読後感。でも全然嫌な感じはしない。

本を閉じた後に「そうだよなぁぁ。。。」と独り呟きます。

 

 

犯罪予知を題材にしたもので思い出すのは

映画「マイノリティ・リポート」(主演トム・クルーズ

アニメ「PSYCHO−PASS」(今月アマゾンプライムビデオ解禁?)

とかかな。どっちもAIや管理している人間が間違ってしまうけど。

有名人が人を「不良品」と判断していたのをネットの記事で見ましたが何を持ってそう判断するんですかね。「不良品」があるってことは「良品」はある?

田中芳樹作「銀河英雄伝説」に「劣悪遺伝子排除法」という架空の帝国で独裁者が決めた悪法が出てきますががこういう考えなんですかね。

 

 

 

5月の映画

①「 君の膵臓が食べたい 」

原作未読。公開当初話題になっていたし観てみましたが楽しめませんでした。

ぺらぺらのストーリー。原作ではもっと丁寧に書かれているのか。

主人公に以上に執着する親友の関係とか「ガムいる?」の男の子とか。

病気は関係なく通り魔に刺されて亡くなる意味は?

 

 

 

今月は以上です。 

 

Hasta liego.